薬の飲み方
薬には
■錠剤
■カプセル
■顆粒剤
■液剤
■貼付剤
■軟膏
■クリーム剤
■坐剤
などなど、いろんな形態があります。
効果的に、その目的が達成されるように設計されているのです。
そのため、飲み方や使い方には、十分な注意が必要になります。
【具体的な方法】
<内服薬>
1.薬は、多めの水、またはぬるま湯で飲む。
薬は、水なしで飲むと、のどや食道にひっかかったり
器官に入る危険性があります。
コップ一杯以上の水、またはぬるま湯で飲みましょう。
※ぬるま湯は、胃の温度をさげないため、胃の活動が低下せず
薬の吸収を助けます。
⇒近年、口の中で溶ける薬が出ています。この薬の特徴は
少量の唾液で溶けるので、水なしで飲めることです。
ただし、口の中に含んでいても、薬の効果は発揮されません。
かならず、唾液や水で飲み込みましょう。
2.薬は噛まない
錠剤やカプセル剤には、特殊な加工がされているものがあります。
なので、噛んだり割ったりすると、効果が十分に発揮されなかったり、
副作用が出やすくなることがあります。
薬は噛まないでください。
3.飲む時間
食前:食事をする30分前までの【空腹時】
食後:食事をした後30分以内
食間:食事と食事の間。食後2時間ぐらい
食直前:食事前、5~10分前
食直後:食後すぐ
時間毎:指示された時間ごとに
寝る前:寝る前60分~直前
頓服:熱や痛みなど必要なときだけ飲む
(解熱剤、鎮痛剤など)
<外用薬>
それぞれの薬剤の注意点を薬剤師に確認して使います。
【これは守ってね】
1.自己判断で薬の飲み方を変えない
× 量の調整
× 勝手に中止する
■理由
薬には、効果が出るまでに時間や期間がかかるものがあります。
すぐに効果が出ないからと、勝手に量を増やす、減らすなどはしないように。
「効果がない」と自己判断し、やめてしまう前に、医師や歯科医師、薬剤師に相談しましょう。
2.飲んだあとに異常を感じたら
● 使うのをすぐにやめる
●医師、歯科医師、薬剤師に報告、相談する
薬を飲んだあとに気分が悪くなった。発疹が出た。アレルギーが出たなどの異常を感じたら、
すぐに薬の使用をやめて、かかりつけの医師、歯科医師、または薬剤師に連絡します。
このとき、あわてて、いつもと違う病院にかかり薬のもらうのではなく、まずは相談してください。
3.ほかの人から薬をもらったり、あげたりしない
■ 理由
薬の効果や影響は、人によって違います。
他の人の薬を飲んで副作用が出た場合、
「医薬品副作用被害救済制度」を受けられません。
4.薬の保管、取扱いに注意!
ア)湿度や温度や日光などによって、性質がかわってしまったり、
分解することがあります。
日光が当たらない涼しい暗いところに保存しましょう。
イ)こどもさんなどが、まちがって飲んでしまったりしないように
手の届かないところに置くなど、十分注意しましょう。
ウ)古くなった薬は、効果がなくなったり、副作用が出やすくなったりします。
期限を過ぎた薬は、ぜったいに使わないようにしましょう。
5.市販の薬を飲んでいる場合
病院にかかったときに、医師や歯科医師、薬剤師に必ず伝えましょう。
ぜひ参考にしてみてください。
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